デュエルマスターズの拡張パック新弾「王道W 第2弾 邪神vs邪神Ⅱ~ジャシン・イン・ザ・シェル~」のBOXが届いてたので、開けたのだった。見る人が見ればそのタイトルなんやねんってことになりそうだが、今のデュエマは背景ストーリーもギミックも本当に魂と肉体の話だから、『攻殻機動隊』オマージュをやる意味はちゃんとあるのだ。


こういう「パックを発売日に買う」みたいなことをやっているのはおそらく小学生以来。正直、いま遊ぶ相手といえばほんの数人のリアル友達くらいなので、発売日に買うほどのもんなのかよく分からないけど、とにかく自分の中で最近妙にデュエマが盛り上がっている。
この謎のハマり具合が、デュエパーティーというにわかに優しいルール(同名カード4枚揃えなくてもいい、緻密な組み立てを考えすぎなくてもいい、等々)のおかげでもあることは前にYouTubeのベストハンドレッド配信でしゃべった。
でも理由はそれだけではない。今やっているシリーズは「王道篇」というだけあって、15年前とかの「王道なデュエマ」に惚れ惚れしていた俺みたいな人に刺さるエッセンスをゴリゴリに復活させてくれているのだ。一言で言うと、今のデュエマはまた、ちゃんと格好つけてくれている。
一時期はといえば「ハムカツ団」というトンチキな軍勢のカードが目立っていたりして、なんだこりゃと思ったりしていた。またドラゴンをはじめとしたクリーチャーのデザインや世界観設定が人型に寄っていったのもどうも気に入らなかった(これはしかしある程度致し方ないことで、今昔の違いはこの記事が軽くまとめてくれている)。そこから考えると、いまのデュエマはストレートなカッコ良さと不気味さとトンチキ要素とのバランスが非常に良いものに思えるのだ。
そのへんをもっとちゃんと説明するためには「アビスロイヤル」という気高き種族の話をしなければいけないが、長くなるのでその機会は今度に譲る。デュエマの背景ストーリーって元々神話に近いような作りになっているんだけど、アビスロイヤルが登場することで急にガチのクトゥルフ神話感が出てくる。そこがいいという話をします。いずれ。

で新弾の開封結果としては、さほどレアなものが出たわけではないにせよ、「究極の虚(アルティメット・シェル) ジャシン=ヴリドガルド」と一緒に「片翼の魂 アビスベル」が出たのは良かった。なんせ数日前、パックを開封してもヴリドガルドもアビスベルも出なくて絶望するという悪夢を見たくらいだった(夢ではなぜかもう持ってるレアカードの再録が出まくって、ふざけんなよまじで、と本気で思った)。どうにかこの2枚をデュエルで共演させてみたい。
(↓と言いつつほんとはヴリドガルドはこのシークレット版が欲しかった。ルビサファ世代刺してきすぎだし全宇宙で一番かっこいいだろこのカード)
なお、もしも「王導聖霊 アルファディオス」でも出たら再びエンジェル・コマンド使いになってみようかと思ってたけど、出なかったので、いまは自分が聖霊に選ばれていないということだからやめておくことにした。「パックを買う」というのは俺にとってそういうものである。まあそれはそれとして、一枚買いだって全然するし、構築済みデッキだって買うんだけど。でも王導アルファディオスはすぐには買わんかなー。
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