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友達が多すぎる、っていうZINEでも作ろうか

本の制作と組織の労働に明け暮れたここ数か月、さらにとりわけ本の告知に注力したここ数週間、もうかなり限界だった。主にSNS、具体的にはXとInstagram。あと事務連絡多めのLINEもかなり精神に来てたが(ていうかその事務連絡を司ってたのは俺なので俺が悪いんだが)、これはまた少し別の問題。

戦争と平和のたとえを使うなら、直近の僕にとって「スマホを見なければいけない時間」というのは有事=戦争の時間で、「スマホを見なくて済む時間」というのは平和=平時の時間だとさえ言えた。1日でも油断すればどっと攻め込まれる。返すべき連絡はたまり続ける。その中には事務的な話もあれば、厚意というかふつうにコミュニケーションを取ろうとしてくれているものも当然ある。

数年前に高校同期と、「ぶっちゃけ友達多すぎて休日全然足りなくね?」と話したのが思い出される。実際まったくもって足りないのだ。「会いたいし遊びたいんだけどキャパ的にきついので、また数か月後ね」といったたぐいの断り方がつねにできればいいのに、なんかタイミングや場の作られ方次第では全然それがそぐわない場合も多い。これって要は友達が比較的多いって話なんだろうけど、とはいえ「一回断ってもまた次がある」と思えるほど人間どうしの関係性を信頼してるわけでもないので、そのへんの差配は未だにうまくできない。

そういえば以前、自分は「友達と○○した」みたいな話をSNSやnoteやブログにほとんど書かないなと気がついた。デュエマしたって話のときくらいか。まあシンプルにデュエマはひとりじゃできないですからね。翻って、このイベントに行ったとかこの映画を観たとかって、べつにアクティビティとしてはひとりでできるもんなので、読み手に提示する情報量としては本当は「友達と」って書く必要ないんだよね。だから大体書かない。

で、これをなんでだろうともう少し考えたとき、僕はたぶん人から「友達が多い」と思われたくないんだと思う。なんか友達多いのってリア充っぽくていやじゃないですか? いや実際には漱石とかあのへんの作家たちだって友達はいっぱいいたんだけども、それよりも「ネットでなにかを発言する人間の態度として『リア充的であること』は許されないのではないか」というティーン時分の感覚を今も全力で持ち続けてるから。だってそういう時代だったじゃないですか2010年代前半とかって? ……という時代精神の話でもあるんで、ここはいかに死語と言われようとも「リア充」を使うべきなんです。「陽キャ」ではなく。

まあでも、こういうパーソナルな話ってもっとちゃんと文章化すれば面白いとは思ったりする。たぶん文章うまく書けるし。謎にうまいし、媒体に合わせてチューニングも効かせられるし。なにより、最近の文学フリマとかは僕が銀杏派というサークルでやってるみたいな「総合文芸誌/小説」よりも圧倒的に「ZINE/エッセイ」の時代なわけだから(前者の時代なんてそもそもあったのかどうか?は今度有識者に聞く)、こういうのをエッセイにしてZINEにすればふつうにいろんな人が読んでくれそうですよね。「友達が多すぎる」っていうタイトルで、ページ数は50ページとかに抑える感じで。

……って思うじゃないですか? でも残念ながら今のところZINEにもエッセイにも本当に興味がないので、できないんですねこれが。「興味ないけど逆にやる」っていう逆張りルートならありえるのかな。だいたいみんな、ブログをやれブログを。noteとかYouTubeじゃなくて。ましてDiscordとかじゃなくて。もちろんいまどきブログとかいう意味不明媒体にかまけてられるのは僕が書き手として「売れる」必要のない会社員だからなんだけど、ブログというファクターが欠落したままSNS論や文フリ論をやってても仕方ないんじゃなかろうか。エコシステム的に。ふつうに。とは思う。

とにかく最後に伝えたいのは、いま流行らないスタイルこと総合文芸誌であるところの『現代人5』は、そういうところとかも逆に面白いと思うので買ってね!ということです。めんどいのでリンクは貼らない、というかXの固定ポスト見れば秒でたどり着けるんだから自分でたどり着いてくれ。なんかAIに聞けば解決するようなことをわざわざ人に聞いたりしてくるやつって、コミュニケーションしたいだけじゃん? もしくは人の知見に完全フリーライドしたいだけじゃん? それはたとえば全体の生産性を改善していくべき会社組織の中では必ずしも悪いことじゃないけど、個の自由を是とするインターネットにおいてはどうかと思いますね。という感じです。ちなみにふつうにここ数日インフルエンザになってたりしたので不調ではあります。不調だから多少毒吐いても許されるだろと思っているし、文体や人称が乱れててもいいだろと思ってるところがあります。そういう感じです。

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